にきび跡に効果があるオーガニック成分
にきび跡は一度できてしまうと簡単に消せません。地道な日々のスキンケアが大切です。
手作り石鹸でにきび跡にアプローチしたい場合はオーガニック成分にこだわると効果的です。
ただしオーガニック成分の範囲は幅広いので、素材によって直接的な効果は変わってきます。
オーガニック成分ってなに?
オーガニック成分は、肥料や農薬などの化学合成成分を使用せずに栽培された有機素材からできた成分です。
オーガニック成分を和訳すると有機成分になります。
これを聞くと無農薬野菜を思い浮かべる人もいますが、オーガニック成分の定義は3年(一部で2年)以上に渡って農薬や化学肥料を使っていない土壌で育てている必要があります。
つまり、無農薬よりもさらに完全な天然素材にしたものがオーガニック成分です。
オーガニック成分は、栽培方法に関係しているので「オーガニック成分配合」を明記した化粧品でも、使っている素材によって効果が大きく変わってきます。
オーガニック成分配合は、全てがオーガニック成分ではなく一部で配合しているだけの場合もあります。
オーガニック成分がにきび跡に与える影響
にきび跡をセルフケアで消すにはビタミンC誘導体配合など、適切なスキンケア用品を継続的に使い続けることです。
一度できてしまったにきび跡を消すには根気強くケアを続けないといけません。
有効成分の効果を活かすには、成分の浸透を邪魔する余計な合成成分を配合したスキンケア用品を避けることです。
普段使っている石鹸やクレンジング剤に合成素材が入っている場合は、化粧品による肌バリア効果を得られても肌質改善効果が阻害されてしまいます。
日常的に使う石鹸などで、天然のオーガニック素材にこだわったものを使うことで、にきび跡に効果のあるクリームやサプリメントの効果を高めます。
使用するものすべてがオーガニック成分だった場合、肌には優しいので新たな肌トラブルの予防にはなりますが、にきび跡を消すには重点的なアプローチが必要なのでオーガニック成分は補助の役割になります。
オーガニック成分は万能
合成ポリマーなどの石油系化学成分を使った化粧品や石鹸は、洗浄力が優れていますがバリア機能が破壊されるリスクがあります。
保湿など、その他のスキンケアや肌状態によって上手に使えば効果がありますが、間違った使い方をするとニキビ跡が残りやすくなってしまいます。
オーガニック成分はバリア機能を破壊する要素がありません。
洗浄力については、主原料によって変わってきますが肌に悪い影響を与える要素がないので、肌状態を問わず安心して使えるメリットがあります。
万能ではありますが、素材によっては洗浄力が弱く清潔な状態を保てなくなってしまうので注意しましょう。
まとめ
オーガニック成分はにきび跡に効果がありますが、その効果は限定的でオーガニック=高い効果とは限りません。
オーガニック成分と聞けば、なんとなく肌に優しい高級品に感じるものです。
ただし、市販している「オーガニック成分配合」と明記している化粧品の多くは、100%オーガニック成分ではありません。
にきび跡を治したい場合は、オーガニック成分に強いこだわりを持つのではなく、ビタミンC誘導体など必要な栄養補給と肌状態を良くしながら、合成素材で栄養の浸透を阻害し余計な刺激を与えないように意識してください。