苛性ソーダを使った手作り石鹸は高品質・無添加で滑らかな肌触りになります。

石鹸を手作りする手順とコツ

質の高い手作り石鹸の作り方

石鹸を手作りする手順とコツは、作る石鹸の素材や種類によって変わってきます。
手軽な手作り石鹸では、既製品の石鹸を湯煎で溶かして新たな成分を加える方法があります。

 

しかし、既製品の石鹸の多くには牛脂など製造コストを下げる目的の素材や添加物が使われているので、肌に優しい無添加石鹸にはなりません。
高品質を追及する無添加の手作り石鹸の中で人気が高い苛性ソーダを作る手順とコツを紹介します。

 

苛性ソーダの手作り石鹸

 

苛性ソーダを使った手作り石鹸は難易度が高めになりますが、無添加で滑らかな肌触りになる高品質の石鹸を作れます。
苛性ソーダは劇薬で目に入ったり蒸気を吸い込むのは危険です。必ずゴーグルや眼鏡、マスクを着用した完全防備で作業を行ってください。

 

~原料~

 

  • 苛性ソーダ29g
  • ココナッツオイル250g(オリーブオイルでの代用可能)
  • 不純物なしのミネラルウォーター(精製水) 88g

 

~作り方~

 

  1. 苛性ソーダを買う

    苛性ソーダは劇薬なので薬剤師がいる薬局のみで販売しています。主に処方箋を扱っているドラッグストアの処方箋受付窓口で購入します。

    購入する際は身分証明書と印鑑が必要ですが、石鹸を作る目的を伝えれば手軽に買えます。
    全てのドラッグストアで扱っているワケではないので、苛性ソーダだけを購入する目的でドラッグストアに足を運ぶなら事前に電話問い合わせをしておくと安心です。
    ココナッツオイルはスーパーやドラッグストアなど身近なお店で簡単に手に入ります。


  2.  

  3. 苛性ソーダと精製水を混ぜる

    耐熱容器に計量した苛性ソーダを入れて、計量カップに適量を入れた精製水を少しずつ入れてガラス棒で混ぜていきます。

    この過程で化学反応を起こして、90度近い高温になります。刺激臭も出るので、キッチンで換気扇を回しながら完全防備で作業しましょう。
    精製水を全部いれたら、水を入れたボールの上に容器を移してガラス棒で混ぜながら、お風呂の温度(40度前後)になるまで混ぜていきます。
    この工程まで完了したものを「苛性ソーダ水」と呼びます。


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  5. 温めたオイルと混ぜて石鹸の生地を作る

    3の手順ですが、2と同時進行でオイルを耐熱容器に入れて湯煎で40度前後まで温めておくと作業がスムーズです。

    苛性ソーダ水とオイルをともに40度前後の温度にしたら、オイルの容器に苛性ソーダ水を少しずつ入れていきます。
    全てを入れたらホイップクリームやメレンゲなどを作る泡だて器で20分ほど時間をかけて混ぜていきます。
    混ぜる時間が長いので電動泡だて器があると便利ですが、手動でも問題ありません。
    とろみがついて泡だて器を持ち上げた際に模様ができる程度の生地になるまで、混ぜ続けます。時間がかかりすぎるようなら、電子レンジなどで40度前後の温度に温めなおしましょう。
    20分混ぜてもとろみが付く状態までならなければ作業を続行してください。


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  7. 生成、乾燥

    生地ができたら、用意しておいた型に流し込みます。

    生地を型に入れたら、テーブルに型の容器をトントン落とす動作で空気を抜きます。
    型に入れて、空気抜きとゴムベラで表面を整えたら、発泡スチロールや段ボール、保温バッグ等に入れ24時間保温しながらゆっくり固めます。
    柔らかすぎる場合は2~3日かけて固めましょう。


生地がしっかり固まったら、型から出して包丁やカッターなどを使って、石鹸を使う大きさにカットしていきます。
カットが終わったら、カゴや段ボールに入れて、風通しがよくて日の当たらない場所で1ヶ月ほど熟成させます。

 

 

初心者に挑戦してもらいたい方法

苛性ソーダを使用した石鹸を作ってみて

手作り石鹸は、1日でできるものなど簡単な方法が他にもたくさんあります。
気分転換で石鹸を作りたいのであれば、手軽で見栄えを重視した物でもいいですが、市販品よりも高品質な無添加石鹸を求めるのであれば、苛性ソーダが高品質で一度にたくさん作れるのでオススメです。
初心者でも手軽に作れて、使い方にもよりますが1回の作業で半年から1年以上は持ちます。
ガラス棒や型など用意する道具もありますが、要領を覚えれば長期的に低コスト高品質の手作り無添加石鹸を使い続けられるようになります。